ここは何も降らない

泣いてる日は、手のひらで猫を作り口にそっと入れる

 

 バイトを始めた。自分は暇があるとベッドに何時間もいて段々と気持ちが沈んでいって悶々と悩むみたいなことが多かったから、それがバイト先のこの人苦手だなみたいな日常とつながっていてかつどうしようもないというほどではない悩みに変わって安心していた。

 

だけど、その調子で学校がありバイトをしている時は良かったけど、冬休みになってバイトだけになったら学校行ってない分体力が余っていて、また悩み始めてしまった。

 

クリスマス当日のバイト上がりに、スマホを見たらしばらくラインができなくなると連絡の途切れた友達(見返したらメッセージを取り消していた、なにを書いたんだろう)、久しぶりにやり取りをした好きだった人から来た返事には心から思ってもないような嘘が書かれていた、ラインのメッセージをまともに返してくれない母親(ここはツイッターじゃないと思う、この人は多分子供を産んじゃいけない人だと感じていて子供を産んじゃいけない人のことを自分はよく考える)

 

歩いていたら、勢いよく飛び出してくる車に驚かされる。それに対してめちゃくちゃな悪意を感じてむかつく。一度車とぶつかってから、絶対轢かれないという確信は消えたので車がこわい。むしろ昨日(30日)は死んでしまいたかったから轢いてくれてもよかったんだよと思い始める。

 

ムカついたから酒を飲んだ、自分はアルコール耐性が弱く心臓が大きな音を立て皮膚がビリビリしたりして、なんだか吐きそうになっていた。うるさいと何度も口に出せたのは気持ちが良かった。

 

死のうと1週間に一度くらいは思っている、いつもこれがこうだから死ねないと思いとどまってまた無駄な時間を産んでしまったと後悔する。自分は何か誰かの心に引っかかるようなものは作れないと絶望することがあって、誰かとなにも関係を築けていないとも思うから、生きている意味が分からなくなる。なにかを作って世界とつながっているわけでもないなら、誰かのために生きるしかないと感じているのになにもできない。